2025年 最新採用トレンド|新卒・中途採用の成功手法について

目次
人材確保に苦戦する企業が増加中|最新トレンドで採用力を強化しよう
採用市場は依然として「売り手市場」が続いており、多くの企業が優秀な人材の確保に苦戦しています。
「求人サイトに掲載しても問い合わせが来ない…」
「会社説明会の参加者が集まらない…」
そんな悩みを抱えている人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2025年の最新採用トレンドと効果的な採用手法について詳しく解説します。
新卒採用トレンド|成功する4つの手法
新卒採用では、少子高齢化の影響で「売り手市場」が続いています。従来の待ちの姿勢では優秀な学生を確保するのは難しく、多くの企業が「攻めの採用手法」を取り入れています。

① ダイレクトリクルーティング
企業が優秀な学生に直接アプローチする採用手法です。リクルートサイトのスカウト機能やSNSを活用してメッセージを送るほか、自社主催のイベントで直接求職者とつながるケースも増えています。
② ミートアップ採用
座談会や勉強会などの交流イベントを通じて、企業の魅力を発信し、興味を持った学生とつながる手法です。必ずしも採用を目的とするわけではなく、自社ブランディングや認知度向上の効果も期待できます。
③ 採用直結型インターンシップ
インターンシップとして一定期間の実務体験を提供し、参加した学生に企業が直接オファーできる制度です。2025年卒の採用から正式に認められ、採用戦略の一環として活用する企業が増えています。
④ 採用ピッチ資料
求職者向けに特化した企業紹介資料です。会社の魅力や事業内容、社風、職場環境などを体系的に伝えられるため、自社のWebサイトに掲載しておくと、いつでも求職者にアピールできます。
中途採用トレンド|ミスマッチを防ぐ2つの手法
新卒採用の厳しさを背景に、中途採用にシフトする企業が増加しています。特に、採用後のミスマッチを防ぐ手法として、「アルムナイ採用」と「リファラル採用」が注目されています。
① アルムナイ採用(元社員の再雇用)
過去に自社で活躍していた元社員(アルムナイ)を再び雇用する手法です。「カムバック制度」や「ジョブリターン制度」とも呼ばれ、在職時の知見を持ちながら、退職後に新たな経験を重ねた即戦力を確保しやすいのが特徴です。
② リファラル採用(社員の紹介による採用)
社員や取引先から紹介を受け、自社の社風に合う候補者を採用する手法です。従来の縁故採用とは異なり、通常の選考プロセスを経て採用の可否を判断します。
採用コストを抑えつつ、ミスマッチを防ぎやすいメリットがあります。
オンライン採用の定着|2025年も主流に

コロナ禍を機にオンライン採用が普及し、2025年も主流となっています。
・2024年度、企業説明会をオンラインで実施する企業は75.1%(※リクルート就職みらい研究所調べ)。
・面接は対面が主流ですが、オンライン面接を取り入れる企業が年々増加中。
オンライン採用は、求職者にとっても企業にとっても「手軽で時間・コストを削減できる手法」として定着しています。
自社に合った採用手法を取り入れよう!
今回ご紹介したトレンド手法は、「従来の採用手法に代わるもの」ではなく、「既存の採用活動にプラスすると効果的な手法」です。例えば、ダイレクトリクルーティングは、新卒・中途採用のどちらにも有効ですが、時間と手間がかかるという課題があります。
その一方で、採用ピッチ資料やオンライン化は、直接採用につながるものではないものの、工数を抑えつつ間口を広げられる手法として期待できます。
まずは、自社にとってどの採用手法が最適かを見極め、採用戦略の見直しから始めてみましょう。