生成AI

画像生成AIのAdobe Fireflyを使ってみよう!

fireflyサムネイル

画像生成AIとは?

画像生成AIとは、人工知能(AI)技術を活用して画像を生成するシステムやアルゴリズムのことを指します。これらのAIは、特定のパラメータや入力データに基づいて、まったく新しい画像を作成することができます。

ここでは5つの代表的な画像生成AIサービスをご紹介します。

○Bing Image Creator(ビング イメージ クリエイター)
提供:Microsoft

  • OpenAIの最新の画像生成モデルである「DALL-E 3」を搭載
  • プロンプトに忠実でハイクオリティな画像を生成できる
  • 無料
  • 商用利用不可

○Midjourney(ミッドジャーニー)
提供:Midjourney

  • ボイス・テキストコミュニケーションツールのDiscordを使用
  • 高品質なイメージを作成できる
  • 有料
  • 商用利用には条件有

○Stable Diffusion XL(ステーブル ディフュージョン)
提供:Stability AI

  • Hugging FaceやDream StudioなどのWebアプリケーション上での生成または自身のPC、サーバーにインストールして使用
  • 高画質な画像生成が可能
  • 無料
  • 商用利用には条件有

○Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)
提供:Adobe

  • Adobe FireflyのWebアプリケーション上で使用
  • 高品質なイメージを作成できる
  • 無料/有料(無料は画像作成用のクレジット数が少ない)
  • 商用利用可

○DALL-E 3(ダリ スリー)
提供:OpenAI

  • ChatGPT上で使用
  • 理解力が高く、破綻が少ないが解像度は低い
  • 有料(ChatGPT有料版が必要)
  • 商用利用可(トラブルの責任はユーザーが負う)

※同じDALL-Eを使用しているBing Image Creatorでは商用利用不可

(上記については2025年1月現在の情報となります。最新情報は各サービスサイトよりご確認ください。)

Adobe Fireflyの特徴

上記で説明された画像生成AIのうち、Adobe Fireflyの特徴として以下のものが挙げられます。

  • AIの学習元がAdobe Stockの画像やオープンライセンスコンテンツ、著作権が切れたパブリックドメインコンテンツとなるので著作権についてのトラブルを起こすリスクが少ない
  • 他Adobeソフトとの連携力(Photoshop、Illustrator、InDesign、Premiere Pro など)
  • 100カ国以上の言語に対応
  • 新しい機能追加が期待できる

特に著作権の問題については他サービスと差別化できており、安心してサービスを利用することができます。

Adobe Fireflyのおすすめポイント

  • UIが使いやすい
    プロンプト以外にも「構成」「スタイル」「効果」などのイメージを選択して直感的な指示ができる
  • 類似画像の生成が簡単
    同じような生成結果でバリエーションを出してくれる
  • 画像の参照機能
    構図イメージなどが決まっている時は画像で指定することができる
  • お気に入り/履歴の機能
    生成した画像をお気に入りに登録できる
    また、ブラウザを閉じずに連続で生成した画像の履歴を追うことができる
    ※ブラウザを閉じると履歴が消えるので注意
  • アップスケール機能
    高速モードでの生成画像は512px x 512pxだが、アップスケール機能を使用すると2048px x 2048pxに拡大できる

Adobe Fireflyの活用例

Adobe Fireflyは色々な提案やアイデア出しなどにとても役にたちます。
プロンプトをテキストで打ち込むだけで簡単にイメージを生成してくれます。
※プロンプトを細かく書くことでよりイメージに近いものを出すことができます。

  • ロゴのアイデア出し
  • 被写体ポーズのパターン出し
  • プレゼン資料の挿絵
  • WebサイトやLPのイラスト
  • 画像素材の加工
  • テクスチャ素材の生成

例えば…
工業製品・食品などのイメージ画像として/ちょっとした背景生成/自然物×形状or文字

しかし、まだ専門性の高いものは苦手のようです。
「振り袖を着た日本の女の子」
「ヒラメ」
「日本のお寿司盛り合わせ」
こちらは細かいジャンルのコンテンツ学習が進んでいくにつれ生成結果が良くなっていくと思われます。

◯「合成」と「スタイル」について

「合成」や「スタイル」の機能を使って、自分の作りたい画像イメージに近づけることができます。
「合成」=「構図」、「スタイル」=「作風」のような考え方です。

参照画像をアップロードしてイメージを近づける方法もあります。

※画像のアップロード注意点※
参照させる画像として他人の著作物を勝手に使用するのは避けましょう。
著作権フリーまたは適切な権利や許可を得たアセットのみをご使用ください。

おすすめ効果

効果の組み合わせでも面白いものができます

このようにAdobe Fireflyは初心者でも使いやすく、権利問題もクリアになっているので、色々なクリエイティブに活用することができ、ビジネスの業務効率化にも役に立ちます。

画像生成AIは日々進化し続けています。Adobe Fireflyにもこれからどんどん新しい機能が追加されていくことを期待します。

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